半導体の投資信託は罠
「野村-野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」という投資信託の人気が高いです。
(以下、「半導体投信」と呼びます。)
私は「半導体投信」をおすすめしません。
というお話をします。
半導体投信とは?
NVIDIAを始めとした半導体企業群に投資する投資信託です。
皆さんご存じの通りNVIDIAは、ものすごい利益をたたき出し、先月には時価総額で世界一位になりました。
半導体企業は今後も大きく成長するだろう、と考えて設定された投資信託が「半導体投信」です。
半導体投信は半導体というテーマで集められた株式で構成されているため、テーマ型投信の一種となります。
テーマ型投信の流行り廃り
テーマ型投信は、流行り廃りがあります。
オルカンやS&P500と比較すると、テーマ型投信は一時的に良い成績を出しますが、長期で見るとあまり良い成績ではない。
というのがよくある話です。
少し前に流行ったテーマ型投信であるSDGsをオルカンと比較してみました。
(ニッセイSDGsグローバルセレクトファンド のデータを使っています。)
SDGsが盛り上がった2021年はオルカンより良い成績を出しています。
しかし、ブームが終わるとオルカンより悪い成績となります。
テーマ型投信は相場を見て、短期(1,2年)で売り抜ける必要があります。
長期で持つ場合は、オルカンが良いです。
テーマ型投信は手数料が高い
テーマ型投信は手数料が高い傾向にあります。
半導体投信は、購入手数料が3.3%、信託報酬が年1.65%もあります。
オルカンであれば、購入手数料は0%、信託報酬は年0.058%。
大差です。
まとめ
半導体投信はテーマ型投信に分類されます。
テーマ型投信は流行り廃りがあるので、短期で売り抜ける必要があります。
手数料も高く、上級者向けです。
みなさんは、素直にオルカンを買いましょう。
参考:
2024年の覇者NVIDIAはなぜ儲かる?(AIの歴史)
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