【雑記】毎月分配型の投資信託に気をつけろ!(インベスコ世界厳選株式オープン)
【雑記】レバレッジ投信(日本株4.3倍ブル)は上級者向けの記事が好評だったので、他に気になった投資信託のお話をしようと思います。
今回は「インベスコ世界厳選株式オープン」です。
(名前が長いので、以下「インベスコ」と略します。)
インベスコ世界厳選株式オープンってどんな投資信託
インベスコは、世界各国の割安銘柄に投資をする投資信託です。
人気の理由は毎月分配型であることです。
1000万円買っておけば、毎月15万円もらえます。
退職金をこの投資信託に突っ込んだ人(証券会社に騙された人)が大量にいると想像できます。
毎月15万円もらえれば年金とほぼ同額なので、騙されてしまうのでしょう。
騙されないように金融リテラシーを高めましょう。
メモ:
後述しますが、インベスコは手数料(信託報酬)が高いので、証券会社はボロ儲けです。
毎月分配型はおすすめしません
15万円がどこから出てきたお金かわかりますか?
「配当金+元本」から出てきたお金です。
配当金だけでなく、元本も含まれているのがポイントです。
インベスコの場合は、5年で元本が26%も減っています。
1000万円買って5年経つと、元本は750万円まで減ってしまいます。
これはタコ足配当とも言われています。
金融庁からも批判されています。
毎月分配型は金融庁の非推奨なので、NISAで買えません。
メモ:
毎月分配型はNISAで買えませんが、隔月分配型はNISAで買えます。
買わないようにしましょう。
(証券会社も色々な抜け道を考えますねー。)
他の投資信託と比較
元本が減っていても、毎月15万円ももらえていれば、トータルで計算すればお得なのでは?
と思う人もいるでしょう。
1000万円買った場合で、オルカンと実際に比較してみます。
インベスコは5年で元本が740万円に減っています。
分配金は5年分で710万円もらえています。
合計で1450万円です。
オルカンの場合は5年で元本が2361万円に増えています。
(オルカンは分配金なしです。)
かなりの差がついていますね。
差がついた理由は主に下記の2つ。
- インベスコは割安株中心なので、最近5年間で暴騰したマグニフィセント7のうちMicrosoftしか含まれていない。(マグニフィセント7 = Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft, Tesla, Nvidia)
- 手数料(信託報酬)が高すぎる。信託報酬が年1.9%なので、5年で10%近くの差がついてしまいます。
まとめ
毎月分配型を購入するのはやめましょう。
信託報酬が高い投資信託はやめましょう。(信託報酬は年0.2%未満にしましょう。)
オルカンかS&P500を買いましょう。
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