【雑記】レバレッジ投信(日本株4.3倍ブル)は上級者向け

楽天の投資信託の買付ランキングを見たら、意外なものがランクインしていました。
「日本株4.3倍ブル」です。
今回はそのお話をしようと思います。

日本株4.3倍ブルが売れてます

上図は楽天の投資信託の買付ランキングです。
日本株4.3倍ブルが売れており、1位(楽天日本株4.3倍ブル)と9位(SBI日本株4.3倍ブル)にランクインしています。

■日本株4.3倍ブルとは

日本株4.3倍ブルとは「日本株平均の4.3倍の値上がり・値下がり」を実現する投資信託です。
日本株平均が110%になったら、4.3倍なので143%になります。
日本株平均が90%(つまり-10%)になったら、4.3倍なので57%(つまり-43%)になります。

ハイリスクハイリターンな投資信託です。

いわゆるレバレッジ型の投資信託となります。
数年前はアメリカのナスダックに連動する、レバナス(レバレッジ・ナスダック)が流行りましたね。

今年は日経平均が上がっているので日本株4.3倍であれば、より大きな利益を享受できます。

レバレッジ型の投信の弱点

レバレッジ型の投資信託はボックス相場に弱いと言われています。

この絵(楽天日本株4.3倍の目論見書から引用)のように、日本平均は90～110をうろうろして最終的に元通りの100%になりました。
しかし、日本株4.3倍は73.4%に下がっています。
(厳密な計算は省略します。)

レバレッジ型の投信の使いどころ

レバレッジ投信を、1年以上の中長期で保持するのはおすすめしません。
値上がり相場が来た際に、数か月だけ使う金融商品です。
相場を読む力が必要になるので、レバレッジ型投信は投資歴10年以上の上級者向けの投資信託です。

「4.3倍儲かる！」と気軽な気持ちで初心者が買ってしまうのはダメです。
大きな利益を得たいのであれば、普通の投資信託をたくさん買いましょう。

まとめ

初心者・中級者は日本株4.3倍を買ってはダメ。

ルイージ

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シングルファザーが2人の子供を育てながら投資を勉強しています。 限られた時間の中でタイパ(時間効率)に優れた投資方法を綴っていくブログです。 40代前半。東大卒。本業はIT戦士です。 2023年の投資利益は2700万円でした。