オルカンやS&P500へのフルインベストメントが一番儲かるとは限らない
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ルイージ投資教室
1ドルがついに153円を突破しました。
2022/11も2023/3も152円の壁に跳ね返されていましたが、ついに152円を突破しました。
さらに153円も突破しました。
その背景についてお話しようと思います。
今回の153円の主な原因はアメリカの物価指数(CPI)が高かったことにあります。
上図は物価指数(コアCPI)を表した物です。
3カ月連続で予想が0.3%にも関わらず、0.4%の結果となっています。
市場は、そろそろ物価も落ち着くだろう、と予想しながら、実際は物価は高騰し続けている、という状態です。
物価が高くインフレが抑えられていないのです。
メモ:
0.4%というのは1ヵ月で0.4%上がっていることを示します。
1年に換算すると12倍すれば良いので、年4.8%も物価が高騰していることになります。
【為替QA #1】米国金利はどのように決められているの?でお話したように、インフレの時はFRBは高金利を維持してインフレ退治を図ります。
今回の物価指数の高止まりを受けて、高金利は維持されそうだ。と市場は考えたのです。
アメリカの高金利が維持されれば、日本円よりも米ドルのほうがお得になります。
そのため、円売りドル買いが増えて、円安が進みます。
その結果、今回1ドル153円となったのです。
まだまだ円安は止まらない気がします。
皆さんは、自分のアセットアロケーションを再確認しましょう。
円資産とドル資産の割合を確認するのです。
円資産に偏っている人は是正しましょう。
私は【資産紹介】 2024/04/01にあるように、
円資産:ドル資産=16.6 : 83.4
なので、円資産に偏っていないので円安対策できてます。