【保険を斬る #7】貯蓄型保険を途中解約すべき?
【保険を斬る #6】外貨建保険や貯蓄型保険に近づくな!では貯蓄型保険に加入したらダメ!
というお話をしました。
既に加入済の場合にどうすべきか?というお話をします。
貯蓄型保険の途中解約は損します
私は「かんぽ生命」の貯蓄型の生命保険(養老保険)に加入していました。
先月、途中解約しました。
その実例を基にお話します。
基本的な契約内容は下記の通り。
- 月額保険料 26800円
- 死亡保険金 1000万円
- 契約期間 30年 (30年後に1000万円が返ってきます)
- 契約開始 2014年(つまり、2024年時点では10年経過した状態)
加入してから10年後に途中解約した場合、支払総額は321万円、解約金は287万円。
34万円の損となります。
途中解約すると損します。
結構大きな額の損失なので、解約できず継続してしまう人が多いと思います。
メモ:
解約金が不明の場合は、契約先に問い合わせしてみましょう。
解約して日本国債で運用
解約して、投資をした場合を考えてみましょう。
まずは、超安全資産である日本国債を購入したパターンで考えてみます。
日本国債20年の利回りは1.8%程度。
https://www.am.mufg.jp/tool/simulation_tsumitate.html
三菱UFJのシミュレーターの結果は1182万円。
貯蓄型保険に加入したままだと1000万円の戻りなので、解約するのと182万円もお得になりますね。
解約した場合(オルカンで運用)
国債ではなくオルカンで運用した場合も考えてみましょう。
(オルカンの想定利回りは8%、リスクは15%で計算)
想定リターンは2862万円。
貯蓄型保険に加入したままだと1000万円なので、オルカンの威力はすごいですね。
ちなみに、運が悪く下位5%に入っても1100万円となるので、貯蓄型保険の1000万円よりは多いです。
私の判断
上記のシミュレーションを基に、貯蓄型保険は解約しました。
一時的に34万円の損失となりますが、長期的には解約したほうが得と考えたからです。
契約内容次第なのですが、契約期間が5~10年以上残っている場合は途中解約したほうが良い。
というのが一応の目安になるようです。
まとめ
貯蓄型保険を途中解約すると損する。
しかし、解約金を投資することでトータルでは得することが多い。
契約期間が5~10年以上残っている場合、貯蓄型保険の解約を検討しましょう!
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