前回は
「耐えられる不幸であれば、保険に入る必要なし」
というお話をしました。
今回は生命保険(死亡保険)を例に挙げて、保険に入る必要性をお話します。
生命保険とは
生命保険とは、亡くなったらお金を貰える保険です。
価格.comからランキング表を持ってきました。
- ライフネット生命 定期死亡保険
- SBI生命 クリック定期!Neo
- オリックス生命 定期保険Bridge
- オリックス生命 終身保険RISE
- 楽天生命 スーパー定期保険
同じ死亡保険でも名前が様々でわかりにくいですね。
(死亡という単語が直接的なので、各社避けているのだと思われます。)
30歳男性の場合、毎月1000円ぐらい支払うと、亡くなった際に1000万円貰えます。
(年齢が上がると掛け金も上がります。)
メモ:
生命保険は掛け捨てタイプと積立タイプがあります。
別記事でも書こうと思いますが、積立タイプは罠です。
生命保険に入る場合は、掛け捨てタイプに入りましょう。
保険会社の取り分
ちょっと脇道にそれますが、保険会社の取り分を計算してみましょう。
10年間加入すると約12万円の支払いとなります。
厚生労働省によると、30-39歳の男性の死亡率は0.07%程度です。
(上図の赤枠のところを平均すると0.07%程度になります。)
30-39の10年の間に亡くなる確率は0.7%程度となります。
保険に1000人加入していた場合、
保険会社の売上は12万円×1000人=12000万円
保険会社の支払は1000万円×7人=7000万円
保険会社の取り分は4割程度ですね。
4割も持って行かれるので、生命保険に入らない戦略を編み出したいです。
生命保険に入るべき人は?
「耐えられる不幸であれば、保険に入る必要なし」という戦略を基に、生命保険に入るべき人は誰なのか考えてみましょう。
(かなり適当な計算をしているので、参考程度に見てください。)
- 一人暮らしの場合
亡くなった際に、金銭面に困る人は誰でしょうか?
多くの場合、亡くなっても金銭面で困る人はいないと思います。
(悲しむ人はいると思いますが。)
よって、一人暮らしの場合は、生命保険は不要です。
- 夫婦二人暮らしの場合(共働き)
共働きであれば、片方が亡くなっても、もう片方が働き続ければ良いので、金銭的に困らない。
よって、共働きの場合は、生命保険は不要です。
- 夫婦二人暮らしの場合(片働き)
働き手が亡くなると金銭的に大ダメージです。
専業主婦は働きに出る必要があるでしょう。
亡くなって1年後から働く想定で計画すると良いでしょう。
つまり、1年間の生活費(約400万円)があれば生命保険に入らなくて良いです。
よって、夫婦二人暮らしの場合(片働き)の場合は、400万円の貯蓄があれば生命保険は不要です。
貯蓄が足りない場合は、働き手に生命保険を掛けておきましょう。
なお、専業主婦(主夫)が亡くなっても金銭的なダメージはほとんどありません。
専業主婦(主夫)に生命保険を掛ける必要なしです。
- 夫婦+子供1人(片働き)
働き手が亡くなった際は金銭的に大ダメージです。
1年間の生活費(500万円)に加えて、子供の養育費・教育費も考慮しましょう。
養育費と教育費を合わせて3000万円が目安の金額となります。
(養育費2000万円、教育費(公立)1000万円)
遺族年金はざっくり年間100万円ぐらい貰えます。20年間で2000万円。
つまり、500+3000-2000=1500万円不足します。
よって、夫婦+子供1人の場合、1500万円の貯蓄があれば生命保険は不要。
貯蓄が足りない場合は、働き手に生命保険を掛けておきましょう。
なお、子供が亡くなっても金銭的なダメージはほとんどありません。
子供は生命保険を掛ける必要なしです。
- 夫婦+子供2人以上
下記の貯蓄があれば生命保険は不要。
子供2人の場合は、2500万円。
子供3人の場合は、3500万円。
まとめ
家族構成によって必要な保障は変わります。
亡くなった場合を想定して、貯蓄で足りない分は生命保険で補いましょう。
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ABOUT ME
シングルファザーが2人の子供を育てながら投資を勉強しています。
限られた時間の中でタイパ(時間効率)に優れた投資方法を綴っていくブログです。
40代前半。東大卒。本業はIT戦士です。
2023年の投資利益は2700万円でした。