【債券初心者 #4】超長期債券はどれがおすすめ?
【債券初心者 #4】長期債券はどれがおすすめ?
前回は、
オルカンの暴落対策には生債券ではなく、債券の投資信託が有効
長期債券の投資信託であれば、より大きな効果を得られる
というお話をしました。
今回はおすすめの超長期債券の投資信託をご紹介します。
超長期債券ETF (TLT, EDV)
TLT, EDVが超長期債券ETFとして有名です。
米国ETFランキングでもEDVは9位、TLTは15位となっています。(楽天証券のランキング表)
メモ:
ETFとは、上場投資信託のことです。
株と同様に市場に上場されており、好きな時刻に売買できます。
普通の投資信託は一日一回しか売買機会がないです。
参考:【投資QA #5】投資信託とETFの違い
TLTとEDVはほとんど同じスペックです。(運用している会社が違うので、細かいスペック差があります。)
TLT | EDV | |
---|---|---|
配当利回り | 4.04% | 4.14% |
経費率 | 0.15% | 0.06% |
残存期間 | 25.6年 | 24.1年 |
総資産 | 49.5BUSD (約7.5兆円) | 3.2BUSD (約0.5兆円) |
利回り、信託報酬率はEDVのほうが若干良いです。
残存期間は長いと長期債券という扱いになり、残存期間が短いと短期債券となります。
両者ともに十分長い残存期間となっており超長期債券の扱いとなります。
資産額は大きいほうが良いです。ETFがなくなる可能性がなくなります。
TLTのほうが良いですが、EDVも十分多いので、両者とも良いという考えで良いです。
グラフで見ても、ほとんど同じなのがわかると思います。(赤がTLT、青がEDV)
スペックの良いEDVにするか、みんなが買っているTLTにするか、好きなほうを選べば良いです。
(私は周りに流されるタイプなので、TLTを買っています。)
TLT,EDVの問題点は、アメリカの市場で購入する必要があることです。
(日本の市場で購入はできません。)
手続きはSBI証券で完結します。
手順は下記の通りです。
- SBI証券の「取引→為替取引」で日本円を米ドルに変える
- SBI証券の「外国株式(海外ETF)」でTLT,EDVを探して購入
慣れれば大したことはないのですが、慣れていない人は後述する2255が良いかもです。
日本の市場で買える2255、180A
日本の市場でも買える超長期債券(2255, 180A)が増えています。
- 2255
2023/11に設定されました。
正式名称は「iシェアーズ米国債20年超ETF(2255)」です。 - 180A
2024/4に設定されました。
正式名称は「グローバルX 超長期米国債 ETF(180A)」です。
スペックを確認してみます。
2255 | 180A | |
---|---|---|
配当利回り | 3.40% | 3.04% |
経費率 | 0.15% | 0.10%程度 |
残存期間 | 25年以上 | 25年以上 |
総資産 | 52億円 | 11億円 |
上場日 | 2023/11/28 | 2024/4/10 |
両者ともに上場して日が浅いので知名度は低いですが、買っても良さそうです。
まとめ
TLT,EDV,2255,180Aを持てば、オルカンの暴落対策になる
次回は、オルカンと超長期債券の適正比率についてお話します。⇒次回に続く
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