【債券初心者 #3】長期債券の投資信託をオルカンと組み合わせよう!
前回は、
生債券
⇒満期になると元本が返ってくる。金利も貰える。途中売却不可。
債券の投資信託
⇒途中売却が可能だが、元本保証ではない。金利が上がると売却時の価格が下がる。長期債券だとさらに下がる。
というお話をしました。
今回は生債券、債券の投資信託のいずれを買うべきかお話しします。
債券の役割
債券を持つ理由は、
「オルカン暴落時に債券を売り、オルカンを買い増しする。」です。
生債券は、オルカン暴落のタイミングで売却ができず、オルカンと合わせて持つのに適していないと考えています。
(生債券は、オルカンを買う勇気がない人が元本保証を目的に買うものです。)
みなさんが買うべきは生債券ではなく債券の投資信託です。
では、どんな投資信託を買えば良いのでしょうか?
と、その前に前回の復習をしましょう。
金利と債券の動き
前回お話した「金利と債券価格は逆の動き」「長期債券は金利の影響を受けやすい」については、少々難しかったと思います。
難しいですが重要なポイントなので、復習しますね。
グラフで具体的に見てみましょう。
金利(赤グラフ)と債券価格(青,緑グラフ)は逆の動きになっているのがわかると思います。
2020年のコロナショックの際は金利(赤グラフ)が大幅に下がりましたが、債券価格(青,緑グラフ)は上がっているのがわかると思います。
中期債券(緑のグラフ)よりも、長期債券(青いグラフ)は金利の影響を強く受けているのがわかると思います。
不況になるとどうなるか?
不況になるとどうなるかわかるでしょうか?
企業の倒産を防ぐために、中央銀行は金利を下げて、企業がお金を借りやすくします。
金利が下がれば債券価格が上がります。
つまり、「不況⇒オルカン暴落」が発生する一方で、
「不況⇒金利が下がる⇒債券価格が上がる(長期債券はさらに上がる)」という流れも発生します。
もうおわかりだと思いますが、オルカンと組み合わせて保持すべきは長期債券の投資信託です。
不況の時にオルカンが暴落しますが(長期債券の)投資信託は上がるので、投資信託を売却してオルカンを買うのです。
不況時のシミュレーション
具体的に見て行きましょう。
まずは2008年のリーマンショックのグラフです。
2008年にオルカン(赤グラフ)が暴落していますが長期債券(青グラフ)は上がっています。
中期債券(緑グラフ)は少しだけ上がっています。
次に2020年のコロナショックを見てみましょう。
2020年にオルカン(赤グラフ)が暴落していますが長期債券(青グラフ)は上がっています。
中期債券(緑グラフ)は少しだけ上がっています。
まとめ
オルカンの暴落対策には生債券ではなく、債券の投資信託が有効
長期債券の投資信託であれば、より大きな効果を得られる
次回は、長期債券の投資信託の種類についてお話します。⇒次回に続く
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