【投資初心者 #2】どの株が良いの?投資信託って何?
前回は「投資初心者は株を買おう!」というお話をしました。
今回は株の選び方からお話していこうと思います。
株の買い方、選び方
株を買うためには、気になった会社について下記を調査して購入有無を判断します。
・会社の成績(貸借対照表、損益計算書など)
・株価の割高/割安(PER,PBR,配当利回りなど)
・業界の動向、会社の立ち位置(今後の成長性)
気になった会社が数十社あれば上記を数十回も繰り返す必要があります。
年間で10社の株を購入しようとしたら、数十社ぐらい調査する必要があります。
ざっと毎年100時間かかります。(数字はかなり適当です。雰囲気だけ感じ取ってもらえたら幸いです。)
株の購入後も定期的に上記を確認して、売却か保持かを判断します。
株を10社保持していたら、毎月10時間かかります。毎年120時間ぐらいかかります。
購入と保持を合わせて、毎年220時間ぐらいかかります。
ざっくりイメージは下図の通りです。
ここまで読んでどう感じましたか?「面倒!そんな暇はない!」と思った人は私と同じ感性の持ち主です。
そこで投資信託の登場です。
投資信託
投資信託というのは、運用のプロにお金を預けて、プロが株を選んで購入してくれる仕組みのことです。
例えば、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」という投資信託であれば、アメリカの500社の株を平均的に買ってくれます。(正確に言うと、時価総額加重平均という平均手法を採用しています。)
「SBI日本高配当株式ファンド」という投資信託であれば、日本株の中で配当金が多い株を選んで買ってくれます。
信託報酬(手数料)
しかし、投資信託といってもたくさんあるのです。
SBI証券で売っているのは数千個の投資信託。
数千個の中から選ぶのは大変ですよね。
投資信託を選ぶ際に最も重要なポイントを説明します。
それは信託報酬です。
信託報酬とは、投資信託を運用してくれるプロに支払う手数料だと思ってください。
Web等で投資信託の銘柄を確認すると信託報酬が書いてあります。
下図(SBI証券から引用)だと年間0.05775%ですね。
信託報酬が高い投資信託を買うのは、やめましょう。
例えば、信託報酬が1%だと毎年1%支払う必要があります。
たった1%ぐらいいいじゃないか、という考えはダメです。
株式の信託報酬の期待値は年間8%程度です。
信託報酬で1%も取られると、期待値は年間7%になってしまいます。
大ダメージです。
1000万円の投資信託を保持している場合は、毎年10万円も手数料として払う必要があります。高い!
信託報酬0.2%未満のものを選びましょう。
できれば0.1%未満を選びたいところです。
信託報酬が0.05%の場合、1000万円の投資信託は毎年5000円の手数料で済みます。
安い!
SBI証券だと数千個の投資信託がありますが、ゴミ投資信託(信託報酬0.2%以上)が99%ぐらいを締めています。(ひどい世界です。。。)
ゴミを除けば、残った投資信託は数十個となります。
数十個の中からがんばって選んでみてください!
おすすめの投資信託
えっ?数十個から選ぶのも面倒ですか?
そんな時は下記2つから選んでみてください。
■eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
略してオルカン。
信託報酬0.057%。
全世界の株式を平均的に買ってくれます。
直近20年で年利9%(20年間で5.6倍!)の成績を叩き出しています。
■eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)
略してS&P500。
信託報酬0.093%。
世界の覇権を握るアメリカの株式を平均的に買ってくれます。
直近20年で年利10%(20年間で6.7倍!)の成績を叩き出しています。
オルカンとS&P500はランキングの1位、2位になっていますね。(下図参照)
ちなみに、eMAXIS Slimシリーズ以外にもオルカンやS&P500が存在します。
例えばSBI-Vシリーズなどが挙げられます。(上図の3位に「SBI-VのS&P500」がありますね。)
eMAXIS SlimでもSBI-Vでもどちらを買っても大差はないです。
両者ともに同じルールで平均的に買っているため、ほとんど差がないのです。
好きなほうを買ってください。
まとめ
本日のまとめ
信託報酬が0.2%未満の投資信託を買おう!
迷ったらオルカンかS&P500を買おう!
次回はオルカンとS&P500のどちらを買うべき?というテーマでお話しようと思います。⇒次回の記事はこちら
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