【投資雑学 #1】世界最大の機関投資家は日本にあります
【投資初心者 No.5】資産配分から積立金額を決めようでアセットアロケーションのお話をしました。世の中には色々な投資家がいて、様々なアセットアロケーションが存在します。みなさんは、世界最大の投資家って誰だか知っていますか?やっぱり世界最大といえばアメリカの会社?と思いましたか?
世界最大の機関投資家GPIF
実は世界最大の投資家は日本にあるのです。その名もGPIF。日本の年金を運用している機関です。(下図参照 https://www.wtwco.com/ja-jp/news/2022/11/largest-asset-owners-in-dollar-26-trillion-record)
約200兆円を運用しています。日本の国家予算の約2倍です!あまりにも資産規模が大きいのでクジラと呼ばれていたりします。
アセットアロケーション(GPIFでは基本ポートフォリオと呼んでいます)も確認してみましょう。株式(国内,海外)、債券(国内,海外)を同じ割合で持っています。意外にシンプルですね。(下図参照)
22年間で126兆円も儲けています。(下図参照) 我々の将来の年金を増やしてくれるのは有難いですね。
GPIFも定期的にリバランスしています。(下図参照 https://kaigo.homes.co.jp/tayorini/lifull_lifeplan/nenkin_tumitate_deposit_financialverification/)
GPIFは非常に大きな資金を運用しているため、非常に頭の良い人たちが集まって運用しています。アセットアロケーションの組み方やリバランスについて、お手本にすると良いでしょう。
本ブログの記事と比較
【投資初心者 No.5】資産配分から積立金額を決めよう←この記事と比較してみます。この記事ではアセットアロケーションを決めてリバランスしましょう、という内容になっています。この点はGPIFと同じです。
具体的なアセットアロケーションも似ています。記事では「株式(オルカン):現金 = 50:50」としています。現金と債券の違いがありますが、それ以外はほとんど同じということがわかると思います。
補足)
債券は、株式と現金の中間の性質を持ちます。さらに言うと、株式と逆の値動きをする事が多いので、株式の上下を和らげるクッションの役割も果たします。うまく使いこなせば有力な手段となります。しかし、債券投資は難しいです。株式投資と比較すると、債券投資の優先度は低いです。そのため、まずは株式と現金による投資を開始して、余裕が出てきたら債券の勉強も開始してください。本ブログでも今後、債券についてお話していこうと思います。
本日のまとめ
世界最大の機関投資家GPIFに学ぼう!
「株式(オルカン):現金 = 50:50」を目標アセットアロケーションにして、リバランスする、というシンプルな手法でも、GPIFに近い運用ができてます。