eMAXIS slim先進国債券インデックスをじっくり調べてみた
みなさん、債券を買っていますか?
オルカンやS&P500のような株式の投資信託だけでは、リーマンショックやコロナショックなどの暴落時に大ダメージを受けてしまいます。
ショックに強い耐性を持つ債券を資産に組み込むことで、より安定的な投資成績が達成できます。
うまく組み合わせれば、オルカンだけの資産よりも債券を組み込んだほうが利益が多い事もあります。
参考:【債券初心者 #5】株と債券の推奨割合は?
債券の投資信託として、日本で一番人気なのは「eMAXIS slim先進国債券インデックス」です。
(以下、「eMAXIS債券」と略します。)
しかし、eMAXIS債券は、ネット上にあまり情報がありません。
今回はeMAXIS債券についてお話してみます。
債券の投資信託
eMAXIS債券の話をする前に、債券の投資信託の種類についてお話します。
債券の投資信託の場合、一番重要なポイントは「短期債?中期債?長期債?」です。
- 短期債
投資信託の価格(基準価額)の上下は小さいです。
価格が下がりにくいので、損失が出にくいです。
安定しているとも言えます。 - 長期債
投資信託の価格(基準価額)の上下は大きいです。
長期債は安定していないと言えます。
しかし、株の暴落時に長期債の価格は上がるので、オルカン等の株と組み合わやすいとも言えます。
短期、中期、長期の投資信託やETFの有名なのは下記です。
- 短期:SHY
- 中期:AGG, BND
- 長期:TLT, EDV
数年間のチャートを見ると、長期債券(TLT)は値動きが大きく、短期債券(SHY)は値動きが小さいことがわかると思います。
日本で買いやすい投資信託
前述した投資信託(ETF)はグローバルでは超有名ですが、日本では買いにくいです。
日本で買いやすいのは下記。
- 中期:eMAXIS債券(eMAXIS slim先進国債券インデックス)
- 長期:2255, 180A
中でもeMAXIS債券は買いやすいです。
eMAXIS slimシリーズなので知名度もバツグンですし、投資信託なので100円から買えます。
(2255, 180Aは設定されて日が浅いので、知名度が低く、実績も少ない。)
含まれている銘柄を確認するとT-note(中期 米国債)ということがわかります。
eMAXIS債券とAGGを比較してみる
eMAXIS債券を、同じ中期債券のであるBND,AGGと比較してみました。
かなり似たようなチャートになっていることがわかります。
eMAXIS債券の長期チャート
eMAXIS債券は2017年に設定されたので、それより昔のデータがありません。
代わりにAGGの昔のデータを見てみましょう。
グラフだとわかりにくいのですが、株価が暴落したリーマンショック(2008)やコロナショック(2020)の際、AGGは値上がりしています。
これが債券の魅力です。
年3~4%の利回りが期待できそうです。
メモ:
オルカンやS&P500といった株式の投資信託は、年8%程度の利回りが期待できます。
しかし、暴落の際に約5割も下落してしまいます。
そのため、株と債券を組み合わせるのが有効なのです。
まとめ
eMAXIS債券は中期債券の投資信託であり、AGGやBNDと同じようなチャートとなる。
リーマンショックやコロナショックなどの株価が暴落するタイミングでは、値上がりしている。
年3~4%の利回りが期待できる。
参考:
【債券初心者 #3】長期債券の投資信託をオルカンと組み合わせよう!
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