為替介入、2024年末のドル円は？

2024/7/12に為替介入が入り、大きく円高に振れました。
2024年のドル円の為替を予想してみようと思います。

2024年の為替イベント

• 1月⇒円安
  NISAの年初一括投資でオルカンやS&P500を買った人が多いためだと思われます。
• 3月頭⇒円高
  日銀が長く続けていたマイナス金利政策を解除するという観測を受けたためです。
• 4月末⇒円高
  日銀が為替介入をしたためです。
• 7月中旬⇒円高
  日銀が為替介入をしたためです。

4つのイベントを振り返りました。
最初のNISAを除けば、一時的に円高になったが、1ヵ月もすれば元通り。という傾向が伺えます。

2024年の全体傾向

年始に140円だったのが、現在は157円。
全体傾向としては緩やかな円安の一本調子です。
理由としては、日米の金利差、デジタル赤字、NISAの3つが挙げられるでしょう。
それぞれ今後の傾向を分析してみます。

• 日米の金利差
  現在の金利差は5.5%程度。
  （年末までに5.0%程度まで金利差が縮まる想定ですが、大きな差はない。）
  円をドルに換えれば金利が5.5%もつくので、円売りドル買いが進み、円安ドル高が加速されます。
• デジタル赤字
  google, amazonなどのサブスクによる赤字は、今後も変わらないでしょう。
  外国のサブスクを購入すると、(利用者は気づかないですが)内部的には円をドルに変換してからアメリカ本国に送金されています。
  円売りドル買いに伴い、円安が加速されます。
• NISA
  NISAでオルカンやS&P500を買う金額は全体の半数だそうです。
  オルカンやS&P500を購入すると、円売りドル買いが発生するので円安が加速されます。

3つとも年末まで大きな変化はなさそうです。
つまり、ゆるやかな円安は年末まで続きそうです。
今後も為替介入により一時的な円高に振れる事もありそうですが、円安基調は変わらず年末には1ドル170円ぐらいになりそうです。

投資戦略

ゆるやかな円安が続くので、円資産をドル資産に変えましょう。
特に、円資産の割合が多い人はすぐドル資産に変えましょう。

株式であれば、eMAXIS slimオルカンかS&P500。
債券であれば、TLT/EDVかeMAXIS slim先進国債券。

特に、為替介入が入った直後の7/16は狙い目です。
為替介入で一時的な円高になっており、すぐに円安に戻る可能性が高いためです。

私の場合、資産割合は株式が多めなので、7/16に債券を100万円ぐらい買う予定です。

参考：
【為替初心者 #3】10年後のドル円は？

ルイージ

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シングルファザーが2人の子供を育てながら投資を勉強しています。 限られた時間の中でタイパ(時間効率)に優れた投資方法を綴っていくブログです。 40代前半。東大卒。本業はIT戦士です。 2023年の投資利益は2700万円でした。