日経平均とTOPIXを比較してみる
日経平均とTOPIXを比較してみました。
概要を比較
比較項目 | 日経平均 | TOPIX |
---|---|---|
銘柄数 | 約225 | 約2,000 |
算出方法 | 株価平均型(値嵩株の影響大) | 時価総額加重平均 |
市場反映性 | 特定銘柄の動きに敏感 | 市場全体をより広く反映 |
現在の動向(8月) | 約2%上昇、新高値 | 3,000ポイント突破、上昇継続 |
日経平均もTOPIXも日本を代表する指数ですが、中身は大きく異なります。
■日経平均
日経平均のデメリットは値嵩株(ねがさかぶ)の影響が大きい事です。
225種類あるので、1銘柄あたり0.5%程度になるはずですが、下記の通り一部の銘柄の割合が大きいです。
ファーストリテイリング(ユニクロ):11.4%
東京エレクトロン:6.5%
アドバンテスト:5.8%
ソフトバンク:4.7%
トヨタのようなトップ企業の割合が大きいのであれば理解できるのですが、
ユニクロの割合が大きすぎるのは良くない。
メモ:
日本企業の時価総額ランキングだと、ファーストリテイリングは8位、東京エレクトロンは20位、アドバンテストは25位。
■TOPIX
TOPIXは時価総額加重平均なので、大企業であれば比率は大きくなります。
銘柄の偏りは小さいです。
トヨタ:4.2%
ソニー:3.0%
三菱UFJ:2.9%
日立:2.6%
しかし、銘柄数が約2000と多すぎて、ゴミ株が多く含まれているのが問題です。
(アメリカのS&P500は500銘柄ということを考えると、日本の指数は100~300銘柄が妥当でしょう。2000は多すぎ。)
メモ:
TOPIXの銘柄数が多すぎ問題は認識されており、減らす方向で動いているようです。
第一段階(2022-2024)は2200⇒1700銘柄
第二段階(2025-2028)は1700⇒1200銘柄
日経平均とTOPIXは一長一短があることがわかりました。
指数の騰落

日経平均とTOPIXの騰落を確認してみます。
1995-2005は日経平均が良く、2010-2025はTOPIXが良いようです。
差はありますが、大きな差ではないです。
メモ:
直近10年間、ファーストリテイリングの株価は調子が良いです。

年ごとの騰落も確認してみました。
日経平均が14勝、TOPIXが15勝。
大差ないですね。
日経平均 | TOPIX | |
---|---|---|
純資産 | 185,169百万円 | 337,275百万円 |
eMAXIS slim国内株式は日経平均とTOPIXがあります。
上表の通り、TOPIXのほうが人気があるようです。
私はどちらを選ぶ?
私はTOPIXを選びます。
TOPIXは銘柄数が多すぎる問題がありますが、今後解消に向かっていくから。
というのが理由です。
メモ:
「日経平均とTOPIXのいずれを選ぶか?」と問われたら、私はTOPIXを選びます。
しかし、そもそも私は国内株式の投資信託は買いません。
オルカンを買います。。。