持ち家と賃貸の記事の読み方
持ち家と賃貸はどちらが得なのか?
様々な議論が巻き起こる話題です。
ネット上にもたくさんの記事があります。
私なりの読み方をご紹介します。
著者に注目する
記事を読む前に著者の属性を確認しましょう。
著者は、主に下記の3種類に分類できます。
■パターン1:不動産関係者
彼らは物件購入を促したいです。
そのため、彼らは「持ち家がお得」という結論に導こうとします。
■パターン2:経済評論家
彼らは経済合理性・リスク分散を重視します。
そのため、「賃貸がお得」という結論になることが多いです。
■パターン3:FP(ファイナンシャルプランナー(独立系))
クライアントに最適解を出すことを目的としていますので、「ライフスタイル次第」という結論になることが多いです。
メモ:
FPは様々な種類がいます。
例えば、FPという自己紹介をしながら不動産営業をやっている事も多いです。
そのような場合は、記事の途中か最後に特定の不動産会社の広告がついてきます。
記事を読めば、「この人は独立系FPではなく不動産営業のFPだな。」とわかります。
記事を確認してみる
①「持ち家or賃貸」論争、今この状況における考え方
この記事は著者が経営コンサルタントです。
パターン2に当てはまります。
記事を最後まで読むと「賃貸がお得」という結論になっています。
②インフレになって決着がついた「持ち家」VS「賃貸」論争
この記事は著者が「住宅ローン比較診断サービス」の経営者です。
不動産関係者なのでパターン1に当てはまります。
記事を最後まで読むと「持ち家がお得」という結論になっています。
メモ:
ネット上の記事を見ると「不動産関係者」による記事がほとんどです。
彼らは家を売らないと仕事が成り立たないので、記事を書くことで営業活動をやっているのです。
結果として、ネット上に彼らの記事が多数となります。
彼らは持ち家に誘導して、持ち家を買わせようとしています。
いわゆるポジショントークです
彼らの記事には気を付けましょう。
まとめ
持ち家と賃貸の記事を読むときは、まず著者のポジションを把握しましょう。
特に不動産関係者の記事にはポジショントークが多分に含まれるので要注意です。
参考:
私は賃貸をおすすめしています。
持ち家は最終的に家が資産となります。
しかし、頭金もかかりますし、ローン以外の費用(修繕積立金、固定資産税、管理費など)もかかります。
そのため、必要となる費用が多いです。
賃貸であれば費用が少ないので、浮いたお金を投資にまわせます。
そうすれば、賃貸のほうがトータルでは安くなります。
詳細は下記記事を読んでみてください。
賃貸と持ち家の論争を分析してみる