為替ヘッジあり?なし?
投資信託には、為替ヘッジのあり・なしが存在します。
どちらを選ぶべきなのか?
というお話をしようと思います。
為替ヘッジとは

投資信託を買う場合、「円」で買う事になります。(①)
投資信託の会社が円をドルに変換して、株を買うのです。(②③④)
10年後に売却する場合を考えてみます。
株価が変わっていない場合であっても、為替が変わっていれば、元金の100円よりも多い150円が返って来ます。
多くなる場合は嬉しいですが、減ってしまうと悲しいですよね。
オルカンやS&P500の投資信託は為替のリスクがあるのです。
為替リスクをゼロにしてくれるのが為替ヘッジです。
「為替ヘッジあり」にすれば為替の影響を受けず、現地の株価の影響だけを受けることとなります。
投資信託は株価と為替の2つのリスクがありますが、「為替ヘッジあり」によりリスクが片方になるのはメリットとも言えます。
しかし、デメリットもあるのです。
為替ヘッジのデメリット
為替ヘッジをすると「ヘッジコスト」がかかります。
おおよそ年4%もかかります。
投資は年8%になれば成功。という世界です。
年4%も取られたら成功が大きく遠のきます。
メモ:
為替ヘッジの原理を簡単に(雑に)説明します。
為替ヘッジを実現するためには、外国でお金を借りて、日本円に変換して、日本円で預けた状態にします。
すると、外国の金利(年5%弱)を払い、日本の金利(年1%弱)を貰う状態となります。
金利差の年4%がヘッジコストとなります。
為替ヘッジの使い方
為替ヘッジのメリデメを整理すると、下記の通り。
メリット:為替のリスクを避けられる。
デメリット:ヘッジコスト(年4%)がかかる。
短期投資であれば「為替ヘッジあり」を使うのもあり。
長期投資であれば「為替ヘッジなし」が良い。
というのが基本的な戦略となります。
メモ:
素人投資には、長期投資をおすすめします。
オルカンやS&P500を長期で保有するのです。
長期投資をやる素人投資には「為替ヘッジなし」をおすすめします。