金融所得課税でNISAはどうなる?
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ルイージ投資教室
アメリカは2023/7/27以来、高金利(5.25-5.50%)を続けていましたが、
ついに、2024/9/18に0.5%も金利を下げました。
予想よりも大きな下げ幅なので、為替は円高ドル安に進行する想定でした。
しかし、実際は為替に大きな影響はありませんでした。
その理由を調べてみました。
為替(ドル円)を確認してみましょう。
赤丸で囲ったところがFOMCの発表直後です。
0.5%の金利低下を発表した直後は、一瞬だけ円高ドル安に振れました。
しかし、1時間もせずに元に戻りました。
FOMC参加者(FRB総裁など)の金利予想を見てみましょう。
今回は0.5%も利下げをしました。
しかし、今後(2025,2026)の金利の下げ具合は変更なし。
という金利予想です。
「金利の下げ具合に変更なし」という事がわかったため、為替に大きな影響はなかったのです。
市場の金利予想も見てみましょう。
FOMCの前後で、金利の下がり方に変化がない事がわかると思います。
(ちょっとわかりにくいですが、赤線と黄線が重なっており、FOMCの前後で金利の下げ具合に変化がないことがわかります。)
2024年最大の山場と見られていた、最初の利下げが終わりました。
最初の利下げに伴い、為替や株価が大きく動くと想定されていました。
しかし、大きな混乱はありませんでした。
アメリカの中央銀行は上手ですね。
一方、日本の中央銀行は市場との対話が下手で、サプライズが多いので、気が抜けません。
日銀会合の動きは要チェックです。
市場の動きを理解しておくと、株価の急落時に狼狽売りを防ぐことが可能です。
継続して市場の動きをウォッチしましょう。