金融所得課税でNISAはどうなる?
岸田首相が次の総裁選に出ないこととなりました。
次期首相の最有力は石破さんだそうです。
石破さんは金融所得課税をやりたいようです。
株の課税を強化する、と言われてしまうと、我々投資家はビビってしまいます。
私は金融所得課税に詳しくないので、調べてみました。
今回はそんなお話です。
所得税と住民税
一般的なサラリーマンは、収入を得る際に所得税と住民税を払います。
所得税率は上図のように最高で45%となります。
住民税は10%なので、超高所得者は55%の税金を納めています。
でも、年収1億円を超えるような人たちは55%も税金を納めていないのです。
1億円の壁
https://go2senkyo.com/seijika/96855/posts/710040
年収が1億円を超えるような人たちの税率は55%のはず。
しかし、年収1億円の人たちは28.2%、年収100億円の人たちは18.8%しか税金を払っていないのです。(上図の青い線)
これは「1億円の壁」と呼ばれています。
年収1億円を超えるような人たちの主な収入は、株の収入なのです。
株式の税金は20.315%。
収入の大小によらず一律で20.315%。
所得税の55%と比較すると、かなり低い数値ですね。
金融所得課税
石破さんがやりたい金融所得課税というのは、超高所得者の株式税率を上げる事です。
我々庶民の税率を上げることはないですし、ましてや無税のNISAに税金がかかることもありません。
(そんな事をしたら、自民党の支持率が大幅低下しちゃいます。)
金融所得課税によって、直接的に我々が損することはないでしょう。
でも、超高所得者が日本に不満を持って、海外に出て行ってしまうかも。
そしたら、日本が貧乏になって、間接的に我々が損してしまうかも。
もちろん石破さんはそんなことは百も承知。
海外逃亡されないように、金融所得課税をやろうとしています。
1億円の壁の問題は解決しながら海外逃亡されないような良い制度を作って、日本を良くしてもらいたいですね。
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