賃貸と持ち家の論争を分析してみる
賃貸と持ち家のどちらが得なのか?
という記事がネット上にたくさんあります。
私なりの視点で分析してみます。
メモ:
なお、本記事では、お金の面にフォーカスして分析してみます。
隣人問題が発生しても、賃貸だと容易に引っ越しできる、とか、
自分好みのリフォームをするためには、持ち家が良い、
などの議論は本記事の対象外とします。
賃貸がお得
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/hikaku/mochiie_chintai
SUUMOの試算では、賃貸がお得という結論になっています。
持ち家がお得
https://www.livable.co.jp/l-note/question/g15530
東急リバブルの試算では、持ち家がお得という結論になっています。
賃貸は10年に一回の転居。持ち家は転居なし。というのは賃貸が一方的に不利になるので公平ではないと思います。
しかも、敷金は戻ってこない計算になってる。
結局、どちらがお得なの?
他にもネット上には様々な試算があります。
どちらかというと、「持ち家がお得」という試算が多いのですが、執筆者に注目すると、ある事実に気づきます。
「持ち家がお得」と言っている人は、ほとんどが不動産業者なのです。
家を売りたいから「持ち家がお得」という記事で誘導しているのです。
いわゆるポジショントークですね。
持ち家、賃貸は条件を少し変えるだけで優劣が変わります。
私の考えは「持ち家と賃貸は、支払総額では大差なし」です。
もう一方踏み込んで考えてみる
上図は支払い総額のイメージです。
80歳時点では支払い総額はほぼ同額になります。
ここで注目したいのは、賃貸だと30,40代は支払いが少ない事。
30,40代で浮いたお金(上図の緑のエリア)をオルカンに突っ込んで増やすのです。
(オルカンは短期だと損する事もありますが、20年以上の投資期間があれば、ほぼ確実に得します。)
つまり、投資を活用すれば、賃貸のほうがお得となります。
まとめ
ネット上の持ち家と賃貸の論争記事は、執筆者のポジションを確認しよう。
持ち家と賃貸の支払い総額は大差ないが、賃貸を選択して浮いたお金を投資すれば、賃貸のほうがお得となる。
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