オルカン,S&P500の下落と戻りを振り返る
オルカンやS&P500が8月上旬に大きく下がり、8月中旬にある程度戻りました。
下げ幅と戻り幅については、アメリカ人と日本人では捉え方が異なります。
というお話をしていきます。
なお、以下の記載ではS&P500についてお話しますが、オルカンとS&P500はほぼ同じです。
そのため、オルカン保有者も最後までお読みください。
アメリカ人の目線
S&P500は9%下がり、8%戻りました。
下がった分はほとんど戻ったと言えるでしょう。
8月下旬から最高値にチャレンジできる展開が見えつつあります。
主な経済指標ですと、先週は小売売上高(前月比)が0.4%増の予想に対して1.0%増の実績となりました。
アメリカの消費は力強いので、株価のさらなる高騰の可能性はありそうです。
日本人の目線
日本人は円建てで考える必要があります。
S&P500は17.5%も下がり、10.5%しか戻っていません。
下げ幅の半分強しか戻っていません。
8月になって円高になったのが原因です。
ドル円を確認してみると、11.8%も円高になったのですが、4.6%しか円安に戻っていません。
長期スパンでは、円安方向になると思いますが、短期(1,2カ月)で1ドル160円に戻ることはないでしょう。
投資戦略
株価が暴落した場合、円建で考えるとさらに暴落します。
今回は、株価が9%しか下がっていないのに、円建てだと17.5%も下がってしまいました。
不況が来ると、株価が30%下がり、円建てだと50%ぐらい下がるでしょう。
自分が50%の下げに耐えられるか、脳内でシミュレーションしてみましょう。
■50%の下げでも耐えらえる人
今は追加投資のチャンスなので、積立額を増やしてみましょう。
■50%の下げで耐えられそうもない人
暴落が来たら「株価が戻るまで証券口座を開かない。」というイメトレをやっておきましょう。
暴落時の狼狽売りだけは避けましょう。
暴落の後には大きな戻りがあります。
狼狽売りをすると、大きな戻りを取り逃すことになります。
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